まんがホーム2013年1月号 雑感あれこれ
天国のススメ! (著:宮成樂)
妖怪出まくりの本作において、霊感ゼロながら天狗様をビビらせまくる気迫と女子も見惚れる男前ぶりで今回も主導権を握りまくりなヒロイン十子さん。
「すっごいきれ…あっ」
「うん。すっごい綺麗だ。すっごいすっごい綺麗だ……」
「ああ、まにあってよかった
もういちど綺麗だってほめてほしくて…うれしいねぇ ありがとうねぇ…」
謎のラブレターが発端となった騒動は、巡り巡って無慈悲な世相に押し潰されようとしていた泉の精を救うこととなりましたが、本来の主人公である太一くんが終始巻き込まれるばかりだった一方で、果敢な行動力(嫉妬含む)と真っ直ぐな感性で大活躍していた十子さんを見ていると、どっちが主役でどっちがヒロインなのか…なんて言っちゃうのは野暮というか、それを深く追求しちゃうと太一くんが気の毒なんでこの辺でやめときますね。