さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

まんがライフオリジナル2010年7月号 雑感あれこれ

『うぃうぃ・days』(著:犬上すくね

「割れ鍋に綴じ蓋」というべき妙子ちゃん&潮くんの主人公カップルがあまりに磐石すぎるせいか、ここ最近は周囲の動きが激しくなっているようですね。
 
…というワケで、今回は知花ちゃん&哲平くんの爽やか体育会系ペアが大きく前進。
 
気になるカレが恋愛補正でアイドルに負けないイケメンに見えたり、気になるあのコとうっかり間接キスと、読んでて引っくり返りそうになる程に、こっ恥ずかしいラブラブ時空を展開してくれています。
 
「今日、一緒に帰らない?」
「ち、知花ちゃん! 知花ちゃんはかわいいよ、とっても」

 
いつになく頑張った哲平くんと、自分の想いに無自覚だった知花ちゃんの片思いがようやく繋がったようで、ドギマギするやらホっとするやら、ずっと見守ってきた読者にとっては本人たちに劣らずやきもきしてしまいます。
 
そんな二人が”友達同士”から一歩踏み出した現場を期せずして目撃した薫子ちゃんでなくても、次回以降の展開が気になってしまいますね。
 

『遠野モノがたり』(著:小坂俊史

東京の中野区から岩手県遠野に引っ越して来たものの、未だに”よそ者”感をぬぐい切れないイラストレーター・なのかさんの視点で語られる、エッセイとフィクションの狭間をフラフラ漂う田舎日記は、程よい中途半端さがクセになりますね。
 
かつて”姥捨て山”として知られた「デンデラ野」で感じた自然の雄大さと自分の寄る辺無さ(…というか居心地の悪さ)を感じたりしてますが、そんな歴史スポットがちょっと自転車で足を伸ばせばいつでもいけるあたりに、変化は無くても多くの歴史を重ねた土地柄を感じさせます。
 
あと、おかっぱ&ちびっこ&物の怪と、幾多の萌え要素を併せ持った座敷童子たんですが、そのやさぐれムードが可愛さを台無しにしつつ割り増ししていたりと、いないと物足らないビミョーな存在感をかもし出していますね。
いつの間にか同居人のなのかさんをすっかり仲魔認定している一方通行なツンデレっぷりが微笑ましいですね。