まんがタウン2011年6月号 雑感あれこれ

少年アシベ　（著：森下裕美）

久しぶりの登場ですが、アシベ君もゴマちゃんも相変わらず元気です。
　
ここにきて突然の連載開始、増刊号、グッズ、いきなりの猛烈PRぶりに正直言って懐かしさよりも戸惑いが先に来てしまいました。『しんちゃん』以外の看板も欲しいのは分かるけど、自前で新たな看板となるヒット作を生み出す余裕もないほど切羽詰ってるんだろうかと勘ぐりたくなってしまいます。
　
漫画本編は、トボけた可愛さと超然としたセンスがうっすら漂うギャグが相変わらず面白いんですけどね。
　

しましま日誌　（著：佐野妙）

女子高生に「ぎゅっ」なんて抱きつかれたりしちゃって、島野先生パラダイス！
…なんてお気楽な茶々を入れる余裕もない程に、クラス内が思い切り分裂してたり、本来なら頼るべき担任の津田先生が投げやりすぎて取り付くシマもなかったりする八方ふさがりで、かなり煮詰まってしまってるようです。
　
「生徒のことですか？」「あ、はい。そうです」
「大丈夫ですよ。勉強さえしっかり見てれば三年後にはいなくなりますから」
「え？」
　
「がんばってください」と言いつつ投げやりな態度を隠そうともしない津田先生に島野先生の怒りが爆発！
…したのが校庭の隅っこじゃなくて本人の目の前なら格好よかったんですけどね。
　
どうにも出口が見えない状況に苦戦中な島野先生。お嬢様育ちなんてことを本人も忘れてそうな悪戦苦闘ぶりですが、頼りなくても話を聞いてくれる同僚がいるだけ恵まれているのかもしれませんね。