まんがタイム2010年7月号 雑感あれこれ

『天子様が来る！』（著：安堂友子）

ゲーヲタとしては見過ごせない、「ゲームセンターで不良に絡まれた、辛い思い出のある人しか入れない店」という冒頭のネタについて。
　
…ぶっちゃけ、不良がカモを探すような個人経営のゲーセンなんて、一昔前からのゲーセン不況でとうに一掃されてるんだよコン畜生!!　今生き残ってるのは小ぎれいな「アミューズメントセンター」か、おっさんヲタしかいないマニア向けゲーセンだけなんだよ！
　
天子様がホントにいるなら、昔ゲーム仲間たちと遊んでた、今は携帯ショップに変わったあの店を返してくれェェェッ!!
　
…ハァハァ。
あ、失礼しました。
　
とりあえずパチパンマンヒーローショーの座長は、明らかなミスキャストなユキジちゃんに頼る前にやることがあるんじゃないかと思ってみたり。
　

『みそララ』（著：宮原るり）

観光協会の田島さんによってキャンプ場の観光パンフ撮影でモデルを務める羽目になったマース企画と愉快な仲間たちですが、粟屋さん＆稲葉さんの体育会系営業コンビの繰り出す最先端アウトドアキッチンセットの凄さにコテージのシステムキッチン涙目。…営業が依頼主のPRポイントを潰してどうしますか。
　
それはさておき、麦みそさんとのありがた迷惑（？）なハプニングを引きずりっぱなしなカジさんですが、のほほんとしてるようでオトナな棚橋さんにイジめてもらったお陰か、ようやくいつものペースを取り戻したみたいですね。
　
今までこうした失敗から学んで成長するという展開は、もっぱら穀物娘たちを中心に描かれていましたが、今回は麦みそさんからの視点でありながら、いつもの小器用さが通じないトラブルを乗り越えるカジさんメインのエピソードに仕上がっている印象があります。
　
そしてカジさん＆麦みそさんの関係がギスギスする展開をお茶目なドジっぷりで和ませる棚橋さんの義弟さんはさりげないMVPかも知れません。
…狙ってやっていればの話ですが。