まんがタイムジャンボ2012年1月号 雑感あれこれ
半透明勤務 薄井さん (著:来瀬ナオ)
「出タ―――ッ」
地縛霊の人と毎日お仕事してる人が今さら何に驚くんだか…と思ったら、その脅威は霊より怖い黒くて素早いGな奴。
生身な人たちがことごとく役に立たない一方で雄々しくGを退治する薄井さんは実に健気。
「薄井さん…Gが逝ったってことは、もしかして…」
「はい…こちらに…来ています…」
なまじ退治してしまうと厄介な事態になるという事実に薄井さんの献身ぶりが一層際立つ一方で、話が通じるお陰で前向きな解決を図れるのはちょっと便利に思えますね。
「さてそろそろおむかえが来たみたい。お先に、幽霊OLさん(CHU)。
次生まれ変わる時は…世界一愛される存在になってみせるわ!」
霊体化したことで自分の思い描いた姿に変身できるようになったゴキブリさんの前向きさを見ると一見いい話っぽい締めなんですけど、元々オスだったゴキブリ君がこのマンガが始まって以来のセクシーギャルになっちゃうあたりに、さりげなく突っ込みポイントが山盛りに見えてしまうのは私の心が汚れてるせいなんでしょうか。