まんがタイムオリジナル2010年12月号 雑感あれこれ
『ラディカル・ホスピタル』(著:ひらのあゆ)
退院後…の先の先を行く患者さんの念入りすぎるライフプランを前に、根は生真面目な榊先生はショックを隠しきれないご様子。
その一方でおめでたい話も聞けるのが多くの人が集まる病院ならではですけど、気が付けば、娘ラブな滝沢先生の残念な将来予想図、ワケありママな麻生さんのトラウマ発掘、ド天然オタクの景山先生イジり…などなど、外科メンバーがどれだけ個性派揃いなのかを再確認することになったようですね。
ところで榊先生がちょくちょく口にする”式やっとけ”論、
「心を一つにし、区切りを付け、気合を入れ、縁起をかつぎ――普段でもやんない?」
には割と同意です。式で手一杯になることで色々と気が紛れるという前に言ってた点も考慮して。
『開運貴婦人マダム・パープル』(著:安堂友子)
海外へ旅立つというフォーマットを踏襲しながらも、結局はカオス極まるドタバタ状態の最終回となりました。
マダムじゃなくて山田さんが海外行きというのはまだ想定内でしたが、山田さん&庄部さんの問答無用な配合計画…それに伴う日本人形・伸子と庄部さんとの関係解消にみられる豪快な伏線の片付け方はある意味お見事。変に真面目なストーリーを組み立てようとしないあたりが逆に潔いですね。
…だけど1巻は絶版(?)状態、続刊のアナウンスもないのが寂しすぎますね。『天子様』みたいなよりぬき形式でもいいんで何とかフォローしてもらえないものでしょうか。
- 作者: 安堂友子
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2007/04
- メディア: コミック
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