さるたに秘密メモ@はてなブログ

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まんがライフ2013年6月号 雑感あれこれ

早川くんとマンドラさん (著:ほずの都)

「現代のマンドラゴラは願いを叶えるのだ
人の願いを叶え 種に戻る… なんとも尊く儚い生き様だろう?
……少年! 何かコメントは!」
「え―――… じゃあー… 自主性がない。」
「全否定か」

 
SF小説において主人公の物理学者が「我々は事実の前にひざまづく」なる名台詞を残してましたが、
目の前にいる超ミニサイズの幼女っぽい謎の植物を前にして存在自体をガン無視しちゃう早川くんvsあらゆる意味で存在をガン否定され続けながらも自分の神秘性を認めさせようと必死なマンドラゴラさんの互いのアイデンティティを賭けた戦いは、予想外に寂しげな結末を迎えた…と思いきや、関西風ツッコミで締めたりする全力ハイテンションなノリが実に痛快な作品でありました。
 
エコでしぶといマンドラゴラさんを見るにつけ、6ページの読み切りで終わらせるにはもったいないですよねぇ。