さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

まんがくらぶオリジナル2011年9月号 雑感あれこれ

不思議の港のアリス (著:奈々巻かなこ)

明治29年の横浜は多種多様な人種が行き交う雑多な街。好奇心過剰で少々おバカな金髪娘・アリスにとっては誘惑と危険に満ちた街でもあります。
 
しかし一番ナゾなのは、迷子のアリスを拾ったガイドのセイさん&タヌ吉さんだったりして。
「横浜はちょっと前まで海と山の村だったから、神さまとかおばけとか、まだいっぱいいるんだ。
そーゆーのと人間を通訳するのが、俺の仕事」

 
そんなセイさんのお陰で危機一髪の場面を救われたアリスさんでしたけど、目の前で繰り広げられていた不思議とオカルト満載な大騒動にもロクに気付かずぽんやりしっぱなしでいられる彼女の図太さは、この不思議な街と相性がいいかもしれません。
 
…しかし前回はこんなファンタジーな設定をおくびにも出さなかったのに、今回はいきなり不思議でオカルトなネタを全力投球してくるあたり、実に油断がならないですね。