まんがライフオリジナル2010年10月号 雑感あれこれ
『ういうい・days』(著:犬上すくね)
幼なじみで一回り年下でナイスバディで眼鏡っ娘な女子高生・薫子ちゃんとプラトニックな遠距離恋愛を良好に継続中という、男性読者にとってはいよいよもって妬ましい好青年・朋人さんですが、夏休みの民宿でしどけない寝姿をさらけ出す薫子ちゃんを目の前にして、ついに男として思い切った行動に出たようです。
彼女の両親にもお付き合いを認められ、同僚とバーベキューする際にも一緒に誘って行ける仲でありながら、指輪のサイズをこっそり計ってみたり…ええい、紳士的にもほどがあるってんだよコン畜生!
「小さい。こんなに小さいんだな、薫子の指――薫子…」
そんな感じで彼女の手も握ってあげた事もなさそうな朋人さんですが、ここぞって時にはやる気を魅せてくれました。
…ああもう、お幸せにしやがれってんだこの果報者がァァァッ!!
『12月生まれの少年』(著:施川ユウキ)
クローバーの繁る空地の前を通る瞬間
「……四つ葉のクローバーって見たときないなー」
ふと
ちょっとした記憶に触発された、
「ウサギを追いかけて不思議の国に迷い込んだアリスの気分…とか思ったりして」
けど柊くんが見知らぬ通りへ紛れ込むきっかけになったのは、おしりから四つ葉のクローバーがこんにちわしてるねこだったり。
そんな柊くんの冒険も、回りまわって出発点だった公園へ行き着くという結末も、知らない道が巡り巡って知った場所へと行き着く不思議を感じさせますね。
…けど、そんな含蓄深い結末、プレゼントしようとしてた品を当の本人から渡されるサプライズ、そしてそんな今までの叙情的ムードを一撃でブッ壊す葵ちゃんの男気あふれる思いやり…引っこ抜きますか! おしりから引っこ抜いたのをあげますか!?