まんがタイムラブリー2010年12月号 雑感あれこれ
>平成23年3月号(2月12日発売予定)より、まんがタイムラブリーが生まれ変わります!
>「笑い」あり「涙」あり、読者のみなさまを「感動」させる、高いストーリー性のある物語を、「4コマ」というシンプルな形にぎゅ、っと詰めこんだ、新感覚の4コマを展開していきます
(まんがタイムラブリー リニューアル準備室より)
…というわけで、次の1・2月合併号に備えて他の雑誌へ移ったり話を畳みにきたりと、リニューアル前のバタバタ感を早くも感じる号ですが、去年みたいに大粛清の末に迷走しまくり…なんて事が繰り返されないことを願うばかりです。
『視界良好』(著:古下えみ)
秋といえばメガネ狩り! という成田さんの偏った視点を矯正すべく同僚の千歳さんがお膳立てした成田さん&小松さんの梨狩りデート。
妙に動揺する成田さんの様子から「ラブコメの予感!」と盛り上がりたいところですが、事の外、梨狩りにハマりつつもメガネ萌えから脱却できない彼女の爆走ぶりはいつも通りノンストップでありました…が、
「メガネ蹴って小松君と梨狩りを選んだのよ! そんな秋奈の気持ちに応えてあげないでどうするの!!」
…という千歳さんの一喝も空振りしてしまう二人のマイペースぶりは何とかならないものでしょうか。
『サクラ町さいず』(著:松田円)
学生さんにとって風邪で学校を休むのは、いつもの生活サイクルやクラスメイトとのズレもあって、ちょっとしたワクワクと違和感があったりしたりという非日常感が味わい深いものですが、そんな状況にあっても日課のチラシチェックを欠かさない男子中学生にして主夫である春田くんにはちょっと落ち着けとツッコみたいところです。
そして意中の男子が欠席となれば恋する少女にとっての正念場…なはずなのですが、出来た奥さんとして既に完成された田中さんとマイペース極まる鳥飼さんのコンビとあっては、日常の延長っぽい空気は拭えないというか、最後のオチで春田くんの主夫力が発揮された時点である意味台無しというか。
しかし春田くんへ思いを寄せる田中さん&鳥飼さん…とくれば立派な三角関係が形成されているはずなのですけど、それっぽい緊迫感とかをまるで感じないのは見事というか何というか。