『晴れのちシンデレラ』（著：宮成楽）
真のお嬢様を目指して日々の努力を欠かさない春さんは、うっかり魂が別の世界へ導かれそうになるわ、狩りの本能から獣へかえりそうになるわと、相変わらず苦悩にさいなまれているご様子です。
春さんの本能を振り払うためにあたる様から受けた助言に
「まるですでに魔神になったことあるみたいな…」
と大変ご不満なようですが、物の怪や怪人になったことは何度もあるよね。
肝心のマラソン大会では山の自然に脅かされる三条様の手助け…というかお守りで、山の幸への煩悩どころじゃなかった春さん。
この場合、山の自然が春さんの窮地を救ったことになるんでしょうか。
『ふたごもんじゃ』（著：矢直ちなみ）
化石嫌いの香乃ちゃんを守ろうと文字通り体当たりで奮闘する奈乃ちゃん。…けどお世話する側とされる側が入れ替わってしまうとトラブルの原因になるようで…。
そんな双子に助け船を出したのは、ルックスの良さも台無しなドジっぷりの残念キャラ、沖島さん。
ドジというよりは天然さんみたいではありますが、香乃ちゃんの化石嫌いを払拭するだけでなく他の子供たちも楽しませるあたりはただ者じゃないようで、この辺は友人である田中先生に通じるものがありますね。
