まんがタイムジャンボ2013年5月号 雑感あれこれ
炊飯器少女コメコ (著:うず)
「……あのね尊(たける)
私もあの子も 幸せは尊のそばにあるんだよ」
「ヒトになりたいなんて思いマセン
たけるの一番になりたいとも思いマセン
もうわがままも言いマセンから たけるの炊飯器でいさせてクダサイ
お願いしマス…」
…のほほんコメコメディだと油断してたら、ここ数回で叙情派SF的なノリを交えつつ、一気にクライマックスまで突っ走っちゃってますね。
次号最終回って言葉に対しては、ついつい”打ち切り強制END”かと4コマオタク的には過剰に反応したくなりますが、自分に対する自信…というか興味がなかった尊くんと、ヒトの愛情が必要でいながら過剰にヒトを愛することが許されないコメコちゃんの心が通じ合っていくならば、どうしても避けて通れない展開なのですよね…。
何もかも今まで通り…というのは望むべくもないですが、出来る限り皆が幸せになる結末であってほしいですね。
まんがタイムジャンボ2013年4月号 雑感あれこれ
レーカン! (著:瀬田ヒナコ)
「えッ 地縛霊を散歩(そと)に連れ出す〜!!?」
携帯のテレビ電話機能を使って散歩の音と映像だけでも地縛霊と共有できるとか、アナログ人間の天海さんでなくてもなかなか思いつきません。
テクノロジーの進歩はオカルトの世界にも変革をもたらしているようですね。
シチュエーション的にはデートっぽいんですが、当の地縛霊さんは散歩を楽しむ一方で兄か父親のように天海さんを慈しんでいたりして。
地縛霊さんだけでなく代返侍さんやコギャルさん、そして2本目のお話で登場するレシピノートに憑いたシミ子さんと、周りの霊…というか人たちが保護者のように見守りたくなる純真さが天海さんのチャームポイントですよね。
まんがタイムジャンボ2013年3月号 雑感あれこれ
【エッセー企画】一世一代の大勝負!
…オチはなくても自分の命がかかったネタの強さは超パネェと思いました(小並感)。
炊飯器少女コメコ (著:うず)
世間一般では稲の苗と呼ばれる「コメの子供」を育てたりして情緒面での成長が著しいコメコ。
今日も今日とて人間の赤ちゃんとの初遭遇を意外とそつなくこなした一方で、
「たける! コメコも赤ちゃんが欲しいデス!」
「ふへっ!?」
「どうすればできマスか?」
なんて定番の難問で保護者の尊くんを困らせちゃったりしてますけど…さすがに子作り機能は技術的にもファミリー4コマ誌的レーティング上も無理そうですね。
しかしコメやヒトの子供へ抱くコメコの興味(母性?)がどこへ向かっていくのは、SFオタ観点も含めて実に興味深いですね。
まんがタイムジャンボ2013年2月号 雑感あれこれ
レーカン! (著:瀬田ヒナコ)
ドラマCDが発売されたりと相変わらず好調な本作ですけど、せっかく可愛い女の子が揃ってるのにラブな要素が不足気味だよな〜と思ってたら、「ひびき〜〜〜お前の彼氏が遊びにきたぞー!!!」
「ええええ――!!?」
天海さんの小学生な彼氏が高校までお迎えに来たりして。
ぶっきらぼうに見えて真面目でツンデレなあたりはイトコの井上さんそっくりな勇希くんでありますが、オカルト現象に小学生男子らしい無鉄砲さで平然と対応できちゃう上に女子幽霊陣のハートを鷲掴みにする男前っぷりを発揮したりといった隙の無さには代返侍さんも完敗…この人が凹むのはもはや恒例イベントですが。
突然の彼氏宣言は生まれたばかりの妹を守れる男を目指す為の修行だったようですが、いざって時には身を挺して女の子たちを庇う姿を見ると、改めて修行するまでもなさそうですね。
…ところで女子なのに一人前の男として勇希くんの目標にされちゃった灼髪の救世主(メシア)様は二つ名が印象に残りすぎてて、彼女の本名をとっさに思い出せなかったのは私だけでしょうか。
まんがタイムジャンボ2013年1月号 雑感あれこれ
半透明勤務 薄井さん (著:来瀬ナオ)
麻生さんにとって御守り代わりなおばーちゃんの形見であるバレッタを探すため、会社に地縛している自分の限界を超えて夜空へ飛び立つ薄井さん! …って、どんだけ麻生さんのことが好きなんですか。
気がつけば麻生さんのバレッタを探すつもりが麻生さん本人の元へ飛んできちゃった薄井さん…だからどんだけ麻生さんの(以下略)。そして結局は薄井さんの活躍で無事に事件解決…かと思いきや、
「じ…地縛の感覚を忘れてしまいました」
「えええええ」
いきなり作品テーマを根底から覆す重大イベントが発生しちゃってるんですが、当の薄井さんは麻生さんとのサプライズお泊りイベントにウキウキで一向に気にする様子がありません。
もう何ですかこのラブラブ展開! もういいから二人で結婚でもしちゃえよ!
…とか冷やかしつつも、クライマックスの気配がほんのり感じられることに薄井さんとは違う意味でドキドキしてしまったりして。
まんがタイムジャンボ2012年12月号 雑感あれこれ
メー探偵フワロ (著:ナントカ)
「フワロさん、今日のお昼は何がいいですか?」
「連続殺人がいいな」
呑気な田舎暮らしで名探偵(自称)としての能力を持て余すあまり危険人物と化したフワロさんと、彼のお目付け役兼助手の甥っ子アーサーさん、ツッコミ役としても敏腕なメイドのミスレモン、そんな凸凹トリオがゲスト出演したのは嬉しいんですが、編集部はナントカ先生がジャンボに戻ってきましたよ〜〜っ♡なんて煽る前に『新釈ファンタジー絵巻』のコミックス未収録分をですね…。
- 作者: ナントカ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2006/02/03
- メディア: コミック
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まんがタイムジャンボ2012年11月号 雑感あれこれ
江戸川スイートエージェンシー (著:弓長九天)
「……いや…まあ……関係ないけど緊縛の対義語って何だろね」
冒頭のネタを見て「緊縛」でググってみたら、アレな結果ばかりがヒットして何だかもうな気持ちになったりして。
気がつけば世界征服を目論むオヤジに気に入られるわ、なし崩し的に江戸川所長と結婚するわと大騒ぎな郁巳クン。
「世界征服親父や愛人との関係はまだ続くだろう…
だが…俺たちの新婚生活はこれからだ!!」
「ええええ!? 意味わかんない」
打ち切り最終回なのを微塵も隠す気がないのはいっそ清々しいですね。
…世界征服親父に弟子入りした愛人ちゃんが主役の特別編が次号にしれっと載ってても驚きゃしませんが。