まんがタイムファミリー2014年7月号&8月号 雑感あれこれ
本の町の看板娘(著:山田古都子)
どこにでもあるけど誰かにとっては特別な、まるでお気に入りの本と出会うみたいに何気なくて暖かな人間模様を見つめてきたみすずちゃんのお話は、ここで終幕と相成りました。
カラーページをもらえる機会も多かったので結構人気あるのかと思ってたんですけどね。
特に言及されてない以上はコミックス化も望めなさそうです。
古本屋の二大看板娘・みすずちゃんとランちゃんはもちろん、他のみんなも不器用で可愛くて、大好きだったんだけどなぁ…。
教壇のポラリス(著:鴨鍋かもつ)
生真面目でウブでナイスバディな天然おさげメガネっこ新任教師と、個性的すぎる生徒たちのゆるゆる天文部ライフ…というお気楽さなノリの一方で、過去や未来に対して抱える行き場のない想いが天文部のマイペースさによって救われる、癒やしと許しの物語とでもいうべき良作として静かに盛り上がっていますね。
熊彦妹こと恋する理系娘・紗由ちゃんが登場したことで、届かなくても想い続ける恋心という新たな視点が加わったのは実に興味深いですね。
…こういう地道な人間ドラマを丁寧に描いてくれる作品こそ、なるべく長続きしてもらいたいものです。