さるたに秘密メモ@はてなブログ

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まんがタウン2013年10月号 雑感あれこれ

ぼくの奥さん (著:樹るう

体力的にも立場的にも様々な困難を抱えていても、自分を好きでいてくれる人とともに人生を歩んでいきたい…。
いわゆる「狼少女」だったキャロとのコミュニケーションを構築するためにルイは大奮闘してきたのですが、振り返ってみれば本作はキャロよりもルイの成長を描いた物語だったと言えましょう。
 
ねぇキャロ 僕の狼さん
僕は君に会いに生まれて来たんだよ

 
…とは言えキャロとルイ”だけ”の物語としてはきれいに収まっているようでいて、キャロを標的とした陰謀劇は片付ききっていなかったりと、同じ樹るう先生の作品でコミックス一巻完結だった『パンむすめ』に較べて消化不良感は否めないのが勿体ないですね。

パンむすめ (まんがタイムコミックス)

パンむすめ (まんがタイムコミックス)

もっとじっくり描いてほしかった…という物足りなさを感じる一方、樹先生が二人が幸せに暮らしてけそうな雰囲気で締めてくれたところに律儀さと真面目さを感じます。