まんがタイム2013年4月号 雑感あれこれ

ノコひけ！工業娘。　（著：宮下二三）

「お世話になった教室を キレイにして新入生に引き渡そう」
「この棚もうデコボコだよね」「削ってみる？」
「ここ貼り直そうよ」「あーッ 壁の塗装剥がれてるーッ」
「先生ッ 材料はどこ？」「リフォームじゃなくて掃除してくれ――」
　
部活や専門科目に励む女子高生をテーマにした漫画は今や４コマ界隈における一大ジャンルとなっていますが、Wikipediaでも”原則男女の制限はないが、実際は男子が多く集まることが多いようである。”なんて書かれる工業高校における数少ない女子が集まったＩ（インテリア）科の学校生活は、華やかさよりも逞しさとかしましさばかりが際立ってしまうようで…。
　
新年度を迎えて浮き足立つ女子と対照的に、彼女らに振り回される杉口先生や影の薄い男子たちは後ろ向きというか何というか、
　
「Ｉ科に入った男子にアドバイスしてくる!! 君！ I科か!?」
（キラキラキラッ）「はい!?」
「う…あ… あー…… … ……… …ガンバレ…」
　
「Ｉ科２年の担任だが 結局オレが続けることになった」
「先生 私達の事好きだもんね――」「私らが気になるんだー やっぱり♡」
「いや…ぶっちゃけ 他の先生方がみんな嫌がったから……」
　
…頼りないな〜と思いつつ、女の園へ放り出された男子諸君に「もっとガンバレ」なんて無茶ぶりをするわけにもいかないですし…ねえ？