まんがライフオリジナル2013年4月号 雑感あれこれ
美術館のなかのひとたち (著:黒田いずま)
美術館の学芸員って外から見ると地味な仕事のようですが、運営の合間に客をいじりまくる学芸員たちは良くも悪くも退屈するヒマはなさそうです。
リズムゲームというかパズルのごとく設置される順路パネルに下手なスニーキングアクション顔負けのステルス解説員、そしてオカルトなのか単なる引きこもりなのか…と謎が謎を呼ぶ館長、そんなゲーム感覚満点な面々が売上強化に挑んだ経営ゲームの顛末は一昔前のバカゲーブームみたいな謎のヒットでオチがつく…というのはゲーオタならではの解釈なので忘れてください。
今のところ物語が美術館の中だけで完結しているにも関わらず、ネタ切れの気配がないどころか『くらぶ』からゲストで出張してくる程に勢いづいてるあたりは、一芸(?)に秀でた学芸員たちのキャラクターが上手いこと立ってる証左なんでしょうね。