まんがタイムファミリー2013年3月号 雑感あれこれ

うのはな3姉妹　（著：水谷フーカ）

成績優秀で将来を見据えた準備に余念がない上に家業の手伝いでも実績と人望は申し分ないという、絵に描いたようなエリート人生まっしぐら…に見える南田くんでありますが、自分の恋心を桜ちゃんに告げられないくせして彼女と一緒に過ごす事が前提の将来図を描いちゃうあたりは相変わらず夢いっぱいのへタレ君ですねぇ。
　
「俺がいるぞ」
「俺 桜といると楽しいんだ！ だから桜と同じ進路 目指したい」
　
…なんて思いつつ読み進めてたんですが、どうやら南田くんは前回でヘタレを卒業済みだったらしく、自分の将来像を見いだせない桜ちゃんに恋の告白半歩手前の応援宣言をやらかす成長ぶりを見せつけてくれました。
超絶ニブチンな桜ちゃんにも恋心はともかく全力の誠意は伝わったようで、二人の遅々たる歩みを見守ってきたクラスメイトの感慨深さは読者とリンクしまくりですね。
　
いつの間にやら大団円へ向かってまっしぐらな雰囲気の本作、二人の行く末がちゃんとコミックスへ収録されるかという点も含めて注目していきたいですね。