まんがタイムファミリー2012年7月号 雑感あれこれ

レッスル・ミーツ・ガール　（著：川村一真）

プロレスラーの日常って格闘家というよりお笑い芸人っぽいよね…なんて言ったら怒られそうですが、熱意はあれどお金は無い女子プロレス団体インテグラルハートのレスラーたちに関しては間違ってないみたいです。
　
「トップロープからのダイビング……あーっ 自爆ーっ!!」
「今見ました？ 小さくガッツポーズしたの」「思いのほかウケたようですね、今の自爆」
「あー図に乗ってまた飛びますよ」「内心もう一度かわせとか思ってますね、アレ」
　
きれいなお尻と貧乏っぷりばかりがファンの印象に残っちゃうのが悩みどころの新米レスラーつかさちゃんでありますが、マニアックな技の使い分けやウケどころにこだわる海千山千の先輩たちを見てると、美尻だろうがやられ役だろうが目立つためには手段を選んでられなさそうですね。
　
プロレス通だけでなく私みたいなド素人でも良質コメディとして楽しめる、「スポーツ」ではない「プロレス」でメシを食ってく苦労と楽しさを描いた本作。
ゲスト掲載で終わるのはもったいないので、ぜひとも連載化してもらいたいですね。