まんがタイムスペシャル2012年5月号 雑感あれこれ

たまのこしかけ　（著：荻野眞弓）

「いつか…なんて思ってたけど、いつまでたってもその日はこなくて
このままだと見られない。でも…ずっと憧れていた景色を見たい」
　
とうとう…というかようやくというか、遂に居心地は良くても進歩の無い現状を脱出する決意を固めたたまこさん。
　
「いつか…新婚旅行で乗りたがったカシヨペアの切符をまずとってしまおうって」
　
一大決心の割に目標がズレズレかつブレブレながらも普段から周囲の人たちに愛されてるたまこさんだけに、当事者にも想定外な程の応援を受けてしまったり。
「ダンナさんと なっ仲良くな…っ」なんて涙っぷりが分かりやすい、最近の新キャラなメガネくんはともかく、
　
そりゃあさ　たまこには女としての生き方を全うしてほしいと思うわよ
でも　そんな素振り　一切なかったもの　ずっとこのままでいられると思うじゃない
あの子が　誰かのものになるなんて…
　
長いこと「女友達」として付き合ってきた女装美人の美貴さんにとってはダンナ候補も特定しないまま浮かれまくってるたまこさんへのモヤモヤを払拭できないようで、自分の先走り加減に焦りまくるたまこさん当人に劣らず落ち着かないみたいですね。
　
…ここでたまこさんの周囲にいる男性陣が揺さぶりをかければラブコメっぽい展開になるのですが…ルックスはともかく、どいつもこいつも普段は無駄にフラグを立てといて、いざって時にはロクでもない残念さばかりがアピールされる有様を見てると、たまこさんの男運に同情せざるを得ないというか何というか。
　
つーか、何だか一気に物語を締めにかかっているように思うのは気にしすぎでしょうか。