まんがライフ2012年1月号 雑感あれこれ
ギンダラとキンメダイ (著:渡辺伊織)
「クリスマスは帰るって言ったくせに!! 父さんも母さんもウソつきだ!!」
「姉ちゃん…二人とも仕事なのよ」
「もういいよ!! ななはの作る満満全席全部食べちゃうからね!!」
「作んないわよそんなの!!」
コドモなももえ姉ちゃんをなだめるななはちゃん…という毎度お馴染みな光景ですが、いつも通りに意地を張り合った末の姉妹ケンカを回避しようとしたななはちゃんは、気が付けば幼なじみのトータ君を巻き込んで、デートとは名ばかりの八つ当たりモードへ突入するという迷走ぶりでありました。
姉ちゃんに気を遣ったつもりでトータ君へ無自覚に甘える結果となったななはちゃんと、妹へのすまなさと形はどうあれ片思いの相手と二人で過ごせるトータ君への気遣いで悶々とするももえ姉ちゃんを見比べると、果たしてどっちが子供なのかと評価を改めるべきかもしれませんね。
そして一番オトナな態度で姉妹ゲンカの仲裁役を務めたトータ君でしたが、その分別が姉妹の間へ割り込めない要因なのが前途多難なところですね。
なんつーか、まあ頑張れ。