まんがタイム2011年7月号 雑感あれこれ

みそララ　（著：宮原るり）

体育会系営業女子・粟屋さんは今日も元気印なのはいいけど、今回はカジ先輩を始めとするローテンションな男性陣を前にして少々空回り気味。その上に自分…というより体育会系な人へのグチをタイミング悪く聞いてしまうという散々な目に遭ってしまったり。
　
「頑張ればみんな夢が叶うわけじゃない、でもあそこで主張する事でもないっスから」
「あたしが知ってるのは、自分が結構図太くて、こりずに頑張れる人間だってこと」
　　
そんな時に怒りも凹みもせず相手の気持ちを察しつつ、なお前向きでいられるタフネスさはカジさんも密かに認める粟屋さんの偉いところ。
　
自分の長所に無自覚なままカジさんや周囲の人々にイジられまくるお子様っぽさも彼女のいいところではありますが。
　

そよ風そよさん　（著：樒屋涼）

「良い風が吹いていて、気持ちがいいですねぇ。こんな日は気の向くまま、風の赴くまま…、
今日も迷ってしまいましたぁあ」
　
和服とウチワがトレードマーク、手の平サイズのそよ風・そよさんは今日もふんわりと町を散歩…というか迷走中。
一見優雅ではありますが、コンパクトな彼女にとっては自販機でジュースを買うのも大冒険。挙げ句にカラスの餌食になりかけたりと、か弱いそよ風が直面する世間の風は実に厳しいようです。
　
ほんわかコメディでありながらも命懸けなそよさんの日常に、懐かしアニメ『スプーンおばさん』をちょっぴり連想してみたり。