まんがホーム2011年7月号 雑感あれこれ
孔明のヨメ。 (著:杜康潤)
貧乏よりもモノグサなせいでボロっちぃ孔明さんちで夜を明かし、気が付いたらちょっとした命がけの山登りを強いられるという、良家の令嬢でなくても面食らうのは無理もない新婚二日目を迎えた月英さん。
「こんな景色、初めて…」「良い場所でしょう?」
「これを見るといろいろわかるでしょう?」「?」「我が家がいかに安全であるか」「!!」
ロマンチックな気分になるかと思いきや、自宅の立地がいかに戦術上優れているかを誇る孔明さんと、彼の達見に感心する月英さん。
…割れ鍋に綴じ蓋とはよく言ったものですね。
そんなこんなで各々の得意分野を活かした新生活が始まったのはいいんですが、孔明さんの弟・均ちゃんがおさんどん状態なのに、誰もフォローする人がいないという…。
東京! (著:カワハラ恋)
「ホント落ち着いてほしいよ。天気も、人も」
天気が不安定だと気持ちも不安定になって甘えたさんと化すムサコちゃん vs 気候も人もベタつくものにはイラついてしまう隠れきょにぅな文ちゃん。
…どうでもいいんですけど、『学園カラーズ』のメグちゃんといい、カワハラ先生が描く眼鏡女子が隠れきょにぅというのは普遍的テーマなのでしょうか。
閑話休題。
お互い引くに引けない意地の張り合いに終止符を打ったのは、自分から折れてあげた文ちゃん…の背中を押した、たまちゃんの純な一押しでした。
こうして見ると、一見不器用で気弱なたまちゃんが三人組の中で一番オトナだというのが面白いですね。