さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

まんがタイムオリジナル2011年7月号 雑感あれこれ

ゲンセンカラン (著:森繁拓真

温泉旅館の新米仲居でありながら、出初め式の梯子やヒーローショーの怪人役が似合ってしまいそうなからんちゃん。
今日も今日とて女将さんにお説教される彼女を今回指導する事となった、有能な上にお客にモテモテな才色兼備の先輩仲居・綾さんは一見からんちゃんとは正反対に見えますが、そのおしとやかさは空手の黒帯持ちという武闘派な姿を隠すカモフラージュだったりして。
「変身ヒーローみたいでカッコイイです!」
「そういう発想がダメなんでしょ」

 
綾さんみたいに隠れた一面を秘めたおしとやかさに憧れるからんちゃんが垣間見せたお姉さんな表情は、遊び友達になった少年の憧れになったよう…と思ったそばからいつも通りなドタバタで台無しになってしまいましたけど、そんな落差も初恋を醸成するスパイスになる…といいですね。
 

よゆう酌々 (著:辻灯子

マイペースでゆるゆる営業な料亭「みもり」の新米女将・優さんの定休日は、ゆるゆるを通り越してダレまくり。
そんな彼女を中心に女友達3人が集まってみても、姦しいどころかダレダレムードが加速する一方の昼下がりでありました。
 
残念な女性陣とは打って変わって、悩める板前・戸田くんは休日とはいえ大忙し。
色々と苦労を重ねてきたらしいだけあって、魅力的な引き抜き話も料理と同様シビアに吟味する冷静さを見せますが、その冷静さがあればこそ、今の女将の下で働く事に悩でいるわけで…。
 
波乱の気配が容赦なく漂ってきましたが、主人公かつ渦中の人でありながら話を動かそうというそぶりも見せない優さんの呑気さに納得がいかないのは、後輩の森永さんだけではありますまい。