まんがタイムスペシャル2011年7月号 雑感あれこれ
パンむすめ (著:樹るう)
before
「最近ちょっと煮詰まり気味だったし…今日は気分を変えて買い物しよう!」
「賛成」
after
「あれェ〜〜? いつも通りパンオタクの休日になりつつある…」
「パン好きすぎだ、私ら…」
若さゆえの溢れるチャレンジ魂を持て余し気味なちーちゃん&なっちゃん。
たまの休日を利用してリフレッシュを図るもパンとパン屋から離れられないパン行脚のさなか、偶然出会った新装開店以来の常連である山本さんのおばあちゃまから誘われたランチへ気軽にお呼ばれしてみたら、
「なっちゃん、このメニュー値段が書いてないよ? 時価なの!?」
「おちつけちはる。いいレストランにはあるんだ、こういうのが!」
…ご近所のお馴染みさんは、大企業のオーナー様でありました。
期せずして女性起業家としての大先輩から貴重なお話を聞く機会に恵まれたわけですが、ぶっちゃけ山本さんの山あり谷ありまくりなエピソードだけで単行本一冊くらい出してもお釣りがきそうな濃密さ。
「あなた達なら私よりもっとうまくやれるわよ。何年か前に夢見ていたパンに囲まれる生活を、今まさにしてるんでしょ!?」
「よーし。買おう、時間!!」人生の大先輩から頂いたアドバイスを活用して、自分のための時間を作る余裕を持てるようになったこぐまベーカリーコンビですが、そのプライベートな時間をパンにつぎ込んでしまうのは、業が深いというかなんというか…。
ポンチョ。 (著:高嶋ひろみ)
ポンちゃんのお姉ちゃんはカレシと絶賛ラブラブ中。そしてカレシとポンちゃんも仲良しこよしなお友達。
「残念! 晴れちゃったね」
「拙者、何がなんでも持っていくでござる!」
カレシからもらった水玉のステキな傘が愛しくて誇らしくて仕方のないポンちゃんですが、学校内で常時持ち歩けないジレンマに悶々とせざるを得ない侍魂。
ポンちゃんがチビっこ故に自覚してないカレシへのラブラブハートに、本人を含めて誰も気付いてないことが幸なのか不幸なのかは置いといて。
突然の雨で宝物の傘をうっかり持っていかれたことがキッカケとなった、お金持ちでド天然な新キャラ・シホちゃんとポンちゃんのファーストコンタクトは、高級そうな傘よりもカレシから貰った傘を返してもらうことにこだわったポンちゃんが見事に女を上げる結果となりました。
「だって、せっかくカレシに買ってもらったカサだもん! ポンちゃんはこのカサが一番すきなの!」
「うれしいな。(うっ、ポンちゃん、それ僕のとちがう……)」
…結果はいいんだ! 大事なのは気持ちなんだよ、気持ちが!