さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

Openboardよもやま日記

最近『Openboard』というブラウザゲームをちょくちょくプレイしております。
http://w.livedoor.jp/openboard/)※GoogleChrome推奨…というか必須
 
本作はカード&ボードゲームの名作『カルドセプト』にアレンジを加えた、いわば「俺カルド」。
クローンゲームと一言で片付ける向きもあるでしょうが、主にカルドセプト愛好家を中心とした同好の士が半年ほど煮詰めた結果、なかなか侮れないクオリティーの対戦ボードゲームに仕上がりつつあります。
 
そんなOpenboardの採用カード枚数が100枚に達した記念として、製作者のadu(@aduitter)さんによる対戦会が開催されたので、これは初代チャンプを名乗る絶好のチャンス! と勇んで参戦。
 
初日は悪くない成績だったものの、それ以降は私が都合で参加できない間に初日で真価を発揮できなかった強豪たちが怒涛の追い上げをみせたことで、予選最終日に最低でも一勝しなければ決勝進出が危うい雲行きになってしまいました。
 
そんな危機的状況で慌てて参戦した私でしたが、その日最初の試合ではあえなく惨敗。
予選期間的にも勝ち点的にもギリギリな私が次に挑んだ試合は、カルドセプト有数の戦闘指向のマップ「幽玄山脈カリン」をモデルにした「VOLCANO」が正念場となりました。
 
この乱打戦必須なマップでの対戦相手は…
DSセプト部のトリックスターにして、Openboardでは荒らし屋と恐れられるKasupiさん、
カルドセプトDSでポイント最高値の称号「ジ・アルトラ」を持つ強豪ほうたるさん、
そしてOpenboard開発者にして大会主催者、カルドセプトでも古豪として名高いaduさん、
なんとも手強い相手が揃った卓となってしまいました。
 
「赤黄VOLCANO」

Creature 22 Item 9 Spell 19
ニンジャ 2 ロングソード 2 ホープ 2
ケルベロス 3 アイアンハート 2 ヒール 1
パイロマンサー 2 ホーリーストーン 2 シャッター 1
ドワーフ 3 ビルストーン 1 アップヒーバル 2
レッドドラゴン 1 バックラー 2 ウェザリング 2
ジャガーノート 2 マーケット 2
グリフォン 3 ドレインマジック 2
ペガサス 1 テレポート 2
スフィンクス 2 フォージリィ 3
ハーピー 2 フォーサイト 1
キュウビ 1 リリーフ 1

 
序盤から土地の確保が安定せず、中盤以降は高額領地が林立して移動用スペルがあっても安全地帯が少なくなるという乱戦必至なこのマップにおいて、どのみち正解となる移動スペルが存在しない上に最大ダイス目が8と大きく、チェックポイントである砦を全て廻らずとも周回ボーナスが得られる反面移動スペルとの相性が悪いスペル「フォージリィ」が強力なことを考えると、下手に移動スペルを入れるよりは戦闘能力を上げた方がいいんじゃね?
という、開き直りともとれる思想に基づいて構成されたこのデッキ。
 
この試合を含めて2戦ほど使って、いずれも2位で終了したものの、どちらも達成勝利を狙えるところまで持っていけたので、コンセプト的にはそう間違ってはいないかと思われます。
 
そんな必勝体勢で望んだこの試合のお相手は…
kasupiさんはいつも通り武器とダメージスペル豊富な攻め…というか荒らし志向な水属性デッキ、
ほうたるさんは攻撃より防御を意識した正統派の水属性デッキ、
aduさんはアイテムを多数抱えた相手から魔力を奪う「インスペクション」山積みの火&地デッキ。
 
序盤からaduさんの「インスペクション」が突き刺さり、kasupiさんの「ドルイド」が使う特殊能力「破砕」で武器防具が破壊されまくったりと、アイテムを山ほど抱えた私にとっては踏んだり蹴ったりな展開です。
加えて使用回数に応じてダメージが増加する「インシネレート」を連発するkasupiさんのお陰で、最大HPの低いクリーチャーが拠点にできなかったりと、序〜中盤は停滞ムード。
 
しかし後半、高額領地を奪取したaduさんが達成勝利を狙える状況に至ってからは場の展開は荒れに荒れます。
 
あらん限りの妨害スペルが飛び交い、aduさんの土地に少しでも隙があれば直ちに攻撃。
そんなこんなでaduさんの達成勝利を妨害しているうちに、aduさんの高額拠点を立て続けに奪取した私が最後の最後で大逆転!
いけるか…いくしか、いったーッ!!
 
…しかしaduさんの高額拠点を落とすのに全力を使い切った私にaduさんの逆襲を凌ぐ余力はなく、最後の最後で再逆転を許してしまい、見せ場は作ったものの2位で終了してしまいました。
 
そもそも論で言えば、後半で他者のスペルを強制的に買い取れる「マーケット」を使用した際に「持ち主がトップのaduさん以外なら、その人に撃ってもらった方が楽」なんて他人任せなバクチを気軽にやらかしたり、
(※マーケットで奪えるスペルカードは、全て所有者不明の状態で表示される)
結果論とはいえ防御手段が残っていなかったと思しきレベル5レッドドラゴンへアイテム破壊効果のある「ホーリーストーン」を使っていなければ、最終ターンでの逆転を阻止できたのに…。
 
などとあれこれ悔しいと思えるのも、Openboardが対戦ツールとして機能するだけの品質をつけてきた証でもあります。
 
カルドセプトやってれば大抵のルールは理解できるはずなんで、興味のある方はぜひ参加してくださいな。
http://w.livedoor.jp/openboard/
教えたがりで対戦相手に飢えてる先輩プレイヤーが手ぐすね引いて待ってます。