まんがライフMOMO2011年4月号&5月号 雑感あれこれ
『せんせいのお時間』(著:ももせたまみ)
4月号、お花見の席で校長先生にお見合いを勧められてしまったみか先生。
「まだはやすぎやしませんか、こんな小さいコに」
いやいや、小さいけど小さいコじゃないから。
ちょっとした小ネタかと思いきや、5月号では
「みか先生がお見合いー!? 結婚願望あるとは!?」
「ご縁があればいーなぁ位には」
と、意外にまんざらでもない様子ではありますが、どうやらみか先生の興味はお見合いよりも本屋巡りに向いてるようで。
そんないつも通りのみか先生、お見合い相手の鈴木さん…もとい丸井さんとは結構意気投合したみたいではありますが、恋愛関係というよりざっくばらんなお友達といった趣。
みか先生ラブな北川さんが落ち着いてたのもこの結果を見越したものだったんでしょうか。
『ポヨポヨ観察日記』(著:樹るう)
子離れを迎えて親元から巣立つ事となった小ポヨ兄弟ではありますが、身も心もあったかいポヨ伯父さんの懐には今までどおりベッタリ。
そんな小ポヨたちの里親候補に名乗りを挙げたのは、いずれ劣らぬ動物好きたち。ちっこくて丸々ラブリーな小ポヨたちの気を引こうと皆で必死だったものの、当の本猫たちはご近所さんの若奥様にあっさり夢中になってしまったり。
…まあ美人で無防備な人妻に弱いのは♂として自然な傾向ではありますが。
一方で元の飼い主だった渡辺君は、小ポヨの引き取り先が動物に不慣れながら周囲の人々に恵まれた善人なことに一安心。
子ポヨたちを手放した上に萌さんへの恋心も正面から玉砕した心の痛みを健気に堪える彼の姿には涙が止まりませんね。
てなわけで小ポヨたちの新たなママとなった田中さんのアフターサービスに24時間体制で応じる萌さんでしたけど、睡眠不足のどさくさ紛れに八方ふさがりでストレスフルだったOL時代の打ち明け話もあったりして、猫バカ一直線な今のお気楽ライフが単なる能天気というわけではなかったようです。
こうして見ると、本作は猫と飼い主がいかに幸せになるか…という、結構深遠なテーマを持っているのかもしれませんね。
考えすぎとは思いますが。
『酔いどれナイツ リターンズ』(著:神堂あらし)
典子、マコ、麻美の独身トリオは同じ職場の飲み仲間。
三人とも美人なのに男の匂いがしないのは、周囲からの印象と当人の趣味にギャップがあったり、酒癖が致命的だったり、そんな友人たちをフォローするのに手一杯だったりと、各人各様の残念ポイントを抱えているのが泣かせますね。
「そこのマスターにいつも恋愛相談してるんだー」「それがなかなかいい男なのよ」
「その人狙っちゃえばいいのにー」
「そ…そんなの絶対無理!!」
ルックスよくていい人なんだけど、男の趣味が一致してしまうおゲイさんじゃ色々と無理だよなー。
とはいえマスターさんの妨害にもめげずイケメンくんといい雰囲気になった典子さんでしたが、
「…実はあの日初めて会った時から俺…マスターさんのことが気になっちゃって(はぁと)」
「おおぉ男に負けたあぁぁぁ」
…なんだこの(一応)萌え漫画誌のクセに容赦なく塩っぺぇオチ。
『パパ☆LV1』(著:小笠原朋子)
私は香芝つぐみ5歳、幼稚園児やってます。
18歳年上の彼と同棲始めました。彼とってもやさしいの。
「ぐみちゃん、昨日からウンチ出てないよね?」
本当はパパだけど。
- 作者: 小笠原 朋子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2011/03/26
- メディア: コミック
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今回の読み切りはコミックス描き下ろしのエピローグに繋がる前日談ともなっているのですが、そのエピローグのオチを知っていると二重にニヤニヤできる作りになっているのが巧妙ですね。