まんがタイムジャンボ2011年3月号＆4月号 雑感あれこれ

　

　

『天文むすめ』（著：高内優向）

３月号ではバレンタイン、４月号では花粉症、女子にも花粉にもモテモテなすばるちゃんは天文観測どころじゃない忙しさのお陰ですっかりペースが乱れてる模様。
こんな調子じゃ子犬みたいにすばるちゃんを追っかける織姫ちゃんにとってもたまったもんではありません。
　
…というか、ここ最近は恋する純情ラブラブ風紀委員・織姫ちゃんの活躍ぶりは、もはや主人公といっても過言じゃないレベルですね。
「おいしくなーれっ（はぁと）　ラブラブっ、注入――ッ☆」
バレンタインに至ってはすばるちゃんへの重い想いがダダもれだし。
　
これはこれで楽しいんですが、このままロクに天文観測しないでドタバタラブコメがメインになっていきそうな懸念もありますが…考えてみりゃ、そうなっても別に困んないな。
　

『桜乃さん迷走中！』（著：えのきづ）

就職を機に上京してきた桜乃さん。会社が倒産したお陰で新米OLになるはずが一転、新米ホームレスとなってしまうという波乱万丈な新生活を強いられることとなりましたが、持ち前の前向きさで彼女は今日も頑張ります！
　
前だけ見てないとやってられない境遇のなか、時々自分の周囲や足元の様子に気付かされて凹んだり、捨てられた仔猫みたいに頼りないホームレス姿と、折れそうな心をたった一人で繕いながら奮闘する桜乃さんの姿は、その健気さに却って痛々しさを感じてしまいますね。
　
なんだか飼い主になってくれそげなお姉さんと遭遇したのはいいんですが、３回ゲストの次回３話目をどういう形で着地させるか先が見えない状況です。桜乃さんの明日はどっちだ!?
　

『パドラーズハイ』（著：水屋杏里）

夏休みの大会も落ち着いて、クラスメイトを誘って初心に帰りながら６人編成でのラフティングや、初秋の風情を楽しみながらのゆったり長距離ダウンリバーと、マイペースが信条のラフティング部はいつも通りの通常営業。
　
地に足が着いた等身大の女子スポーツ部活漫画として相変わらず安定して楽しませてくれる作品なのですが、”次号、怒涛の最終回！”って、こないだコミックスが出たばっかりだってのに…。
今に始まったことじゃないけど、こういう焼き畑農業みたいなやり方はいい加減やめてもらえんでしょうか。