さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

まんがタイムスペシャル2011年2月号 雑感あれこれ

『トンネルの華子さん』(著:松田円

幽霊なのに夢を見るのか…という疑問はひとまず置いて、遠い昔の幼少時の姿が和服だったりする金髪碧眼な華子さんには只ならぬ事情がありそうですが、当の本人にあまり記憶もこだわりもないあたり、彼女の出生の謎が明らかになる日は遠そうですね。
 
それはさておき、今回のお客さんは華子さんを巡ってモメてた3人娘の1人である愛子ちゃん。華子さんが見えて話せても幽霊だと信じなかった友達のヒトミちゃんとは対照的に、自分では見えも話せもしない華子さんの存在を無条件に信じる愛顧ちゃんのひたむきさを放っておけない世話焼き気質の華子さん、今風の幽霊である彼女は携帯メールも余裕で使いこなせるのでした。
 
…コックリさんみたいな古臭いものに頼らないのはいかにも華子さんらしいのですが、デジタルデータも操れる万能さを見ると、ますます謎の存在になってきてますね。
 

『放課後のピアニスト』(著:十野七)

全作品入れ替えでリニューアルされるラブリー連載作品が他のタイム系列誌に軒並み移転しましたが、本作もそのひとつ。
 
天才的な演奏技術が発揮されるのは食欲が絡んだときだけというレミちゃんと、そんな彼女の幼なじみ兼保護者役の常識人ソラ君たちピアノ部の面々は雑誌を引っ越しても相変わらずお気楽マイペース…かと思いきや、生真面目な優等生のソラ君にとってライバル・レミちゃんの背中を追い続けることに疑問を感じている様子。
 
そんな青少年の悩みを無理やりというか勢い任せに聞き出してしまうフミ先生の進路指導の賜物かどうかはともかく、「くだらん意地」であれ何であれ、自分の気持ちに正直になれたのは目標とする相手に恵まれたからかもしれませんね。
…当の目標であるレミちゃんの体たらくを見ると迷いが再燃してしまいそうですけど。