さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

大往生が大復活

>【2011/1/17】
>「怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA」アップデートプログラム配信のお知らせ
>大変長らくお待たせしておりましたXbox 360怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA』のタイトルアップデート配信ですが、2011年1月20日の夕方以降に開始する予定です。(前後する場合もございます)

5bp『怒首領蜂大復活ブラックレーベルEXTRA』公式サイト”INFO”より抜粋)
 
「僕たちは、待っていたんだ…」なんて言うほど付き合いのいいユーザーがどれほど残っているのかは知りませんが、Xbox360史上に残るほどの不具合や理不尽仕様を抱えた問題作『怒首領蜂大往生ブラックレーベルEXTRA』(以下『大往生EX』)の修正パッチが1/19より配信開始されました。
 
2009年2月に『大往生EX』が発売された少し後、PS2版『大往生』を手がけたアリカ三原氏のブログで『大往生EX』の仕様について色々書かれた後に『大往生EX』が出荷停止、PS2版のプログラムを盗用した事実が発覚するという異例の事態に発展。
そのあおりで5pbが移植・販売するはずだった360版『ケツイ』も一旦ライセンス契約が白紙となった後、ケイブの監修が入って大幅な延期の末にどうにか発売されたりもしました(こちらはマトモに遊べる出来でした)。
 
その後の経緯も波乱万丈。
 
5pb側のプロデューサーがブログを畳んで逃亡する一方、盗用された被害者であるアリカ三原氏が主導する形で修正パッチを製作することとなり、不具合やインターフェース周りを主体に最低限の修正を施した無償パッチと業務用オリジナルの再現度を高めた有償パッチの二つに分けて、こだわる人とそうでもない人の両者を想定した修正パッチをリリースする方針を発表したものの、あまりにも不具合の根が深すぎて無償パッチの完成も危ういということで有償パッチの開発が頓挫したり、MSの認証も済まない時点で5pbから勇み足気味な発表がされたり、ゲハ系ブログでDISられたりと、観察対象としては実に興味深いものの、発売前から期待でパンパンになって予約購入したユーザーにとっては心が休まる暇もない日々を送っておりました。
 
そんな風にすったもんだしてる中、本家ケイブからリリースされた360版『怒首領蜂大復活Ver1.5』で『大往生』っぽい上に『大往生EX』の「Xモード」より完成度が高い「アレンジAモード」が追加されてるあたり、やっぱケイブも思うところがあったんだろうか…と邪推してみたりとか。
 
待てど暮らせどパッチが配信されず、もはや『大往生EX』の修正パッチなんて都市伝説だと諦めかけてたところへ1/19のパッチ配信の報をTwitterで知り、喜び勇んで360を立ち上げたのは私だけではありますまい。
 
…こうしてまとめてみるとつくづくロクでもない運命に見舞われた『大往生EX』ではありますが、修正パッチの開発に携わったケイブ&アリカの方々には、この難儀な案件を可能な限り妥協せずに解決してくれたことへ一ユーザーとして感謝してます。お陰で闇に葬られようとしていたひとつのゲームが救われました。
 
そして、よそ様から預かったタイトルをこんなクオリティでリリースしやがった『大往生EX』移植チームに呪いあれ。