さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

まんがタイムスペシャル2010年12月号 雑感あれこれ

『野菜畑でつかまえて』(著:まつもと剛志

思春期真っ只中でセンシティブな桃ちゃんの畑仕事着姿を目の当たりにして、恋心が鼻血直前なまでに盛り上がってしまうさくらちゃんのほんわかカントリーライフが連続読み切りを経て連載になりました。
 
相変わらず中二病全開な桃ちゃんを絶妙にコントロールする月子お姉ちゃんという新キャラが登場しますが、乙女心がやや暴走気味なさくらちゃん、好奇心が空回り気味な小姫ちゃんといったキャラ立ちがしっかり確立されているせいか、いい意味で面白さが安定していますね。
 

『パンむすめ』(著:樹るう

企画・営業メインのちはるさん、パン焼きメインのなっちゃんという二人三脚で切り盛りしているこぐまベーカリー…しかしその運営体制には聞くも涙、語るも涙の裏事情があったのでした…。
 
「店長は、パンの部分は作らないんですか?」
常連のメガネ君が何気なく発した疑問をキッカケに、ちはる店長の難儀な宿命が遂に明かされることとなりました。
 
熱意は十分、発想はお客のお墨付き、技術もパン職人なっちゃんから見て上出来、なのに出来上がるパンはことごとくナゾの物体に…。
「ちはるはパンに命を懸けてるだろ?」「その愛にパン生地が応えようとして異常進化してるんじゃないか!?」
というなっちゃんの分析が正しければ、おそらく一生フツーのパンは焼けなさそうです。
 
愛情と資質が相反してしまっているちはるちゃんですが、熱意が報われなくても頑張る姿に心を打たれるお客さんがいる限り、彼女はどこまでも頑張ります。
 
…しかしなっちゃん、チビっ子の(おそらく)初恋を冷静に分析するのは自重したほうがいいと思うよ。