さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

まんがライフオリジナル2010年11月号 雑感あれこれ

『野村24時』(著:板倉梓

借金をキッカケに同僚の美人三姉妹と一緒に暮らすことになった、冴えない中年男・野村さん。
 
どこのギャルゲーだよ! …というハーレム展開にならないのは却って予想通りですけど、カケラも異性として認識されない番犬ポジションに甘んじているお陰で良くも悪くも無防備な三姉妹たちへ溶け込めたあたり、野村さんは割と恵まれているかもしれません。
 
マイペースな女の子たちの間で戸惑う野村さんのムサさが程よいアクセントとして効いている、ゆるくてちょっとシビアなホームコメディとして、まずは上々のスタートを切ったといえるのではないでしょうか。
 

『わたしのハテナちゃん』(著:柘植文

ゆるキャラブームに乗ろうとしたのに、なんか違うところへ着地して大騒ぎを引き起こしてから早数年、関西圏では電車の中吊り広告などですっかり目に馴染んだ「せんとくん」…いや、ビミョーな違和感は未だにぬぐいきれませんが。
 
せんとくんウォッチングはさておき、仏像を巡り、シカから襲撃され、大仏に圧倒される修学旅行的な名所案内ルポを読むと、はるか大昔の学生時代の記憶が蘇りますが、当時の奈良で感じたゆるさは今でも変わってないみたいですね。
 
しかし秋月りす増刊との連動企画とはいえ増ページ&2色カラーという扱いを見ると、案外人気連載なのでしょうかね。