まんがホーム2010年11月号 雑感あれこれ
『笑って! 外村さん』(著:水森みなも)
クラスメイトの襟元に付いた毛虫を、自分も怖いけど取ってあげようという健気な自己犠牲の精神も、表情とセリフが怖すぎるせいで極悪な脅し文句にしか聞こえないのが毎度の事ながら…というか毎度の事なだけに笑えて泣ける外村さん。
そんな外村さんを慕ってくれる後輩のゆかりちゃんですが、その憧れが勘違いからきているだけに二人のすれ違いっぷりは微笑ましくも痛々しい様相を呈しています。
お互いに勘違いしまくりな関係ではありますが、両者ともに人がいいせいか、勘違いが絶妙にかみ合ってしまっているのはいっそお見事なのですが、
「姉ご、サラシってどこに売ってるんですか」「だって胸にサラシ巻いてるんですよね」
悪意のない一言が、思いのほか心に刺さる事もある…。
がんばれ外村さん! スレンダーな体型もそれはそれで長所だから!