まんがタイム2010年10月号 雑感あれこれ
『ラディカルホスピタル』(著:ひらのあゆ)
一般の人に向けた救急講習会へ借り出されたのは、榊&里見先生という外科でも一二を争うテキトーコンビ。
とはいえ、かつて救命救急にいた榊先生は命を救うという言葉に人一倍敏感な面が時折見られますね。講習会を前にメランコリックな表情を覗かせ…いや、これはいつものグータラな表情…?
結局は落ち込んでるヒマどころか講習会に出るヒマもなかったようですけど、イザって時には素早く気持ちを切り替えられる本番への強さはさすが榊先生ですね。
そしてとっさに振られた司会をソツなくこなす里美先生の本番への強さも、さすが外科のアイドルといったところでしょうか。
『みそララ』(著:宮原るり)
「いろんなことに興味持って共感できる子ってエライわね――ただいつか、その長所が壁になるかもしれないけど」
…と、以前に大島殿下が危惧していた事態が現実になってしまった今回のエピソード。
苦労や失敗は数多く経験してきたけど、誠意もプロ意識もないクライアントに神経をすり減らされるのはマースに来てからは初めての経験だった麦みそさん。
ヘタに思い入れなんてせず、機械的に仕事を片付けていればなんて事はなかっただろうけど、そんなやり方ができない彼女が凹んでる時に支えてくれる仲間たちがいるのも、みんな彼女が仕事に誠実だったのを知っているから。
世の中は理想どおりに出来てないけれど、日頃頑張っていれば、それはどこかで報われる…。今回は割と色んな思いを感じるエピソードでありました。