まんがタウン2010年10月号 雑感あれこれ
『そんな二人のMyホーム』(著:樹るう)
好きな女の子が夜更けに家まで訪ねてくるというドキドキシチュエーションのはずが、フタを開けると反抗期まっさかりな舞ちゃんの悩み相談に付き合うハメになったヒロちゃん…教師志望の彼にとっては丁度いい練習かもしれませんけど。
そして勢い余って告白(?)しちゃった舞ちゃんとヒロちゃんの初々しいリアクションも、実に中学生風味で微笑ましいというか、先が思いやられるというか…。
一方、もう一人の大人になりきれてない大人である輝パパは、丸井さんからキッツい教育を施されたとみえて、何やら一皮剥けたというか突き抜けたっぽいご様子です。
ここのところ、連載開始から続いてきた人間関係が目まぐるしく変化している本作。
読み応えがある反面、クライマックスを見据えた構成なんだろうか…とも考えてしまい、色んな意味で目が離せなくなっています。
『ちはるさんの娘』(著:西炯子)
休み休みの連載ながら、めでたく単行本化が決まったようですね。よかったよかった。
- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2010/10/08
- メディア: コミック
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今回ばかりは子育て経験で圧倒的なキャリアを誇るちはる母さんに、まるで頭が上がらないようです。
放ったらかしに見えてキッチリと要所を押さえて子供たちをコントロールする手腕は、さすが三人の子を育てた手練れ。その人情と厳格さを兼ね備えた昔ながらの子育てで、馴れ合いではない子供の尊敬を得るのも納得ですね。