まんがタイムオリジナル2010年10月号 雑感あれこれ

『らいか・デイズ』（著：むんこ）

以前『ホーム』でもやってた１〜６年生による縦割り活動は未だに継続中みたいだけど、年上らしいところを見せたくても上手くいかない６年生が二人ほどいる模様です。
　
「お兄ちゃん」と呼ばれるのが嬉しくて仕方ないけど運動神経は小３レベルな竹田君ですが、真面目な努力家というのも彼の持ち味。
「大丈夫だ！　絶対教えるから！」「お兄ちゃんが教えてやる。クラスの連中にバカになんかさせないから」
兄貴面をするための特訓を目撃されるという実にカッコ悪い場面…のはずなのに、ボロボロになって逆上がりに挑む竹田君の姿は不思議と凛々しいですね。
　
そしてナマイキな下級生の男子にイジめられるのが悩みのタネな悠美ちゃん。
スカートめくりによる読者サービス…もといセクハラを始め、年下の男に嬲られ尽くされながらも体罰に訴えられないのは、繊細な彼女にとっては仕方ないことかもしれません…が。
「だっせぇ、毎日スカートめくってやらァ」
「いいよ！　そのかわり、縦割り活動の時は皆と仲良くね！」
…そりゃぁこんな健気な女の子に出会ってしまえば、ホレずにはいられませんよね。
　
そして「あとなるべく…スカートめくりは人のいない所で…」という悠美ちゃんのセリフに不埒なイメージを思い浮かべた私はどうしたらいいでしょうか。
　

『ひよりすと』（著：魔神ぐり子）

みんなのアイドルひよりさんたちの家族旅行に草介くんの悪友たちがついて来て、始末に負えない状況に陥ってしまっています。
　
今流行りの「男の娘」と言うにはガチ度が高すぎる「くま」こと熊吾郎くん、そんな「くま」の可愛さに理性のタガが決壊寸前…というか既に手遅れっぽいケイゴくん、そして達観しているのが逆に厄介な一郎太くんという、鬼神も道を譲りそうなド変態トリオはそれぞれにフルスロットル状態ですが、中でもメガネの一郎太くんの活躍は群を抜いています。
　
「でもオレは違う。水泳を休んでる女子の方にしか興味ない。ああ…あいつ生理か…。………」
　
そんなカオスな環境下において、意外と真っ当な男女ペア成立作戦を立案したくまたんと一郎太くんの策略は利害が一致したケイゴくんの協力で一見成功したっぽいですが、「当たり」の組み合わせが少ない点を考えると案外ビミョーな計画だったのかも…って、そもそも計画立案に真人間がいなかった時点で底は割れてたかもしれませんけど。