まんがくらぶオリジナル2010年10月号 雑感あれこれ

『戦国BASARA3』とのタイアップで表紙はすっかり戦国風味。
そして涼音お姉ちゃんのチョイ見せ縞パンが眩しい鎧姿に色気よりも微笑ましさを感じるのは気のせいでしょうか。
　
しかし昨今の歴史ものゲームのブームを見るにつけ、VISCOの戦国イケメンシューティング『婆娑羅』は10年ほど早すぎたと思わずにはいられません。

美形＆ワイルドな戦国武将のデザイン、有名声優の起用、美少女キャラ「雑賀孫市」（雑賀孫一の孫娘）に代表される歴史考証ガン無視で華やかさを優先した世界観を見るにつけ、今の時代に出ていれば…有名メーカーから出ていれば…という「ifの可能性」を考えてしまいます。
　

『のぶながちゃん公記』（著：くりきまる）

「うつけもの」として知られる織田信長が置手紙を残して突然失踪。しかし美濃の斎藤家との縁談をフイにするわけには…ということで替え玉として選ばれたのは、ごく普通のお手伝いさんだった女の子。
　
偶然事情を知ってしまったお陰で命がけの演技を強いられるハメになった”のぶながちゃん”と、気位は高いけど性根はウブな女の子である帰蝶様とのすれ違いラブコメっぷりはベタながらも微笑ましく、無粋な突っ込みは不要なほのぼの女子夫婦として成立してますね。
　
…”女子”夫婦って時点でダメ？　細かいこたぁ気にすんな！
　

『シュレディンガーの妻は元気か』（著：中島沙帆子）

「赤ちゃんができた」という愛妻ちかちゃんの爆弾発言を受けて、超理系脳な修平さんは過負荷に耐えかねたようで、いつも以上というよりも、いつも以下の能力しか発揮できないパニック状態に陥ってしまってるようです。
　
今突っついたら、オカルトレベルの健康法にも食いつきかねないほどに揺らぎまくりの騒ぎまくりな修平さんの誤動作っぷりはなかなかの見ものではありますが、ちかちゃんが持ち前のパワフルさで見事に修平さんをコントロールしているようで一安心。
　
ラブラブ夫婦…というにはズレまくりですけど、ボケとツッコミのバランスは良好なようで何よりです。