さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

まんがタウン2010年9月号 雑感あれこれ

新クレヨンしんちゃん』(著:臼井儀人&UYスタジオ)

臼井先生が昨年9月に急逝してから、ここ最近は『かりあげクン』が中心だった『タウン』の表紙に、しんちゃんが返り咲きました。
 
>昨年亡くなった臼井儀人さんの漫画「クレヨンしんちゃん」を発行する双葉社は15日、臼井さんの元スタッフによる「新クレヨンしんちゃん」の連載を8月5日発売の月刊誌「まんがタウン」9月号から始めると発表した。
>1990年から続いた人気連載だっただけに終了を惜しむ声が多く、同社は新シリーズを検討。臼井さんを長年支えてきたアシスタントらで「臼井儀人&UYスタジオ」というチームを新たに結成、しんちゃんの再登場に向けて準備を進めてきた。
(7/15 47NEWSより抜粋)

 
絵柄も内容もオリジナルを丁寧に引き継いでいて、クオリティ的に見劣りすることはないのですが、「看板作品とはいえ、そこまでして続けさせるのか」という批判は、出来の良し悪しに関わらず出てくるでしょう。
 
正直言って私もあまりいい印象を持ってなかったのですが、本屋に置かれた今月号の『タウン』を手にした子供が『新しんちゃん』を食い入るように読んでいる場面を目撃した事もあって、その作品を求める人がいる限りは続けていくのもアリなのかな〜…と思わなくもなかったり。
 

『そんな二人のMyホーム』(著:樹るう

運送業で鍛えられた体力、教員試験に合格した知性と将来性、持ち前のタフさ&勤勉さ、そして超有能大和撫子である舞さんと共感できるお料理男子ぶり、トドメに無防備極まる舞ちゃんへ不埒なマネをしない自制心と、パーフェクト大和撫子・舞ちゃんのお相手として、ヒロちゃんは理想的なスペックを持っているのですが…。
 
若き日の舞ママと輝パパとの微笑ましくも不埒な回想と較べても、今の舞ちゃん&ヒロちゃんの方がよっぽど模範的なお付き合いをしているのですが、いつもの調子で父性愛が暴走気味な輝さんはノンストップ…と思いきや、一度フッ切れてしまうとハードルが低下した様子の怒舞さん大逆上もノンストップ!
 
「お父さんの奥さんじゃないんだから! お父さんより好きな人といたくて、何が悪いの―――」
 
…読者よりも誰よりも、「言っちゃダメだけど、いつか言わなきゃいけない事」だと分かってたセリフを口に出してしまった舞さんが家にいられなくなったのは仕方ないですが、そこで丸井さんではなくヒロちゃん家へ転がり込んでしまったのは難儀というかなんちゅうか…。
 
止むを得ないとはいえ、この上なくこんがらがってしまった事態がどう収束するかを見届けずにはいられませんね。