まんがタイムジャンボ2010年8月号 雑感あれこれ
『じょしもん』(著:重野なおき)
夏カゼをキッカケに美々ちゃんの家族が初登場したのはいいけど、兄の守さんが人として終わってました。
美々ちゃんのド天然ぶりが守兄さんのシスコン度合いを加速させているという負の連鎖を見ていると、美々ちゃんの身が心配でなりません…が、友達ン家の犬を掻っ攫った昔の思い出に何の疑問も抱いてないあたり、ある意味似合いの兄妹かもしれませんね。
そして目次ページの番外編も含めた番場先生も安定したヒドさを発揮しているようで、この漫画に登場する男性陣に良識は期待できないようですねぇ…。
『交換留学生ルーシー!!』(著:如月慎一)
地獄から来た交換留学生のルーシーは、ちょっとドジで超常現象を起こせる以外はごくフツーの女の子。
マジメでいい子なんだけど、常識がスコーンと抜けてる主人公が巻き起こすドタバタコメディにちょこっとラブコメ成分のスパイスをまぶした定番というべき作りですけど、「主人公が悪魔」という設定へ安易に頼らず構成されているのには好感が持てますね。
実際のところ、今回ルーシーが起こした騒ぎは前回のような悪魔の力とは無縁な常識のズレっぷりに限定されているのは、特異な設定に頼らなくてもネタを出せる証左といっていいでしょう。
次号予告を見ると来月号から新連載になるようで、このいい意味での安定感に期待が高まります。