まんがタイム2013年1月号 雑感あれこれ

ゆとりノベライズ　（著：渡辺伊織）

やる気はあれど本業だけじゃ食っていけない後輩と、実績はあれど一人じゃ生きていけない先輩、そんな凸凹女子ライトノベル作家コンビを描いたスペシャルゲスト第二回。
　
やり手作家で気遣い屋でコミュ障な里美さんと、常識人ながら小説家としてだけでなく精神的にも肉体的にも成熟が足りない都さん、この単純な記号じゃくくれない二人の力関係は『ギンダラとキンメダイ』の古沢姉妹に通じる絶妙なバランス感覚を感じますね。

ギンダラとキンメダイ 1 (バンブーコミックス)

「作品の相談はいくらでも乗るけど、真面目な顔で”本気で甘える”なんて…」
「？」
「私たちはただの先輩後輩で…」
　
愛する後輩の（仕事における）脆さを目の当たりにした里美さんの赤面っぷりに変な期待を抱かざるを得なかったりしつつ、『ギンダラ』だけでない渡辺先生の新境地には期待が膨らみまくりです。