まんがホーム2012年9月号 雑感あれこれ

シネマちっくキネ子さん　（著：OYSTER）

OYSTER先生が『毎週火曜はチューズデイ！』以来のタイム系列誌再登場！

毎週火曜はチューズデイ! (まんがタイムコミックス)

傍若無人なボクっ娘映画カントク・川島キネ子さんのノリと勢いだけで展開される撮影スタイルは実にスットコドッコイかつ、
「「川島さん」はやめたまえ!!」
「じゃあええと「キネ子さん」？」「……」
「「カントク」？ ああ「カントクなんですね」
なんてお間抜けでお子様っぽい可愛らしさとかは、ポップな作品が多い『ホーム』に合わせてきてるようですね。
　
…しかし被写体にして狂言回しである準主役のメガネ青年・大八君をまるで華の無い造形にしたことで読者受けを度外視しちゃってるあたり、結構大胆な（笑）判断に思えますが、
「えッ こんなに…!? ううッ…!!」
（撮れた!! 「札束でホッペを叩かれた人間の顔」!!）
なんてネタは大八君の冴えなさがあってこそ成り立つだけに、マンガにおけるキャラ造形の難しさを感じなくもなかったりして。