さるたに秘密メモ@はてなブログ

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まんがくらぶ2012年6月号 雑感あれこれ

数学女子 (著:安田まさえ)

何言ってるか分かんない英語の電話にあわあわしながら応対してたら大炎上…私自身に似たような経験があるだけに冒頭のネタで半泣きになるまなちゃんに同情せざるを得なかったり。
 
それはさておき、数学者になるべく留学してきたラマ君の下へ訪れたセレブな実家からのお迎えは、演出過剰なインド風執事(日本人)。
このボケ倒し執事さんネタだけで終わればただのコメディで終わってたところですが、いつになく真面目なA教授の登場で一転してシリアスな展開に。
 
「誰かに理解されたいなら、力を示す必要がある」
「成る程、論文を書くことで親を説得できるだけの結果を出すつもりですか…厳しい道ですよ」

信念を通すべく自分のやり方で戦うラマ君。人に理解されにくい道へ進むことをただの精神論で済ませないあたりに本作の誠実さを感じる一方、今回に限らず締めへ向かっている中で主人公のまなちゃんだけ将来への展望が見えないことにどんな決着をつけるのか気になってしまいます。