さるたに秘密メモ@はてなブログ

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まんがタイムオリジナル2012年1月号 雑感あれこれ

先生のたまご (著:みなづき忍

学園祭で演じるシンデレラに向けて担任のたまこ先生を含めたクラス一同で盛り上がっていたものの、主役を演じる森さんが急遽ダウンするという一大事に直面して大パニックに陥った我らが1年1組。
「誰もできないし仕方ないよな。今日の劇は中止に…」
「できねえじゃなくてやらねえだけだろ。
あんだけ繰り返し練習してたんだ。劇の内容なんて丸ごと覚えるっつうの」

コンプレックス直撃な小人役に不平タラタラなようで、実は真摯に劇へ取り組んでいたよだかくんの活躍で舞台は大成功。
 
「やっぱりよだかはすごいねぇ。だって、よだかのおかげで皆ガッカリしなくてすむんだよ」
ドレスをまとえど心は漢。普段は憎まれ口を叩いてばっかりに見えるよだかくんも、いざって時には有言実行。
そんな彼が側にいてくれるからこそ、目立つ役をもらってガチガチだったこころちゃんもクラスの皆と同様に安心して舞台に立つことができたわけで。
 
そんなこんなで見事シンデレラを演じきったよだかくんでしたが、そんな彼が誰よりも凛々しい王子様に見えたのは幼なじみのこころちゃんだけではありますまいて。
 
と、実にいい話ではあったのですが、生徒が頑張るほどに教師の影が薄くなるという学園モノのお約束をきっちり受け継いでしまった形のたまこ先生。
「劇の写真も撮りましたよ」
「私も写ってる?」
「たまこ先生は…だって小さくてすばやいから…」

リカちゃん先生の記念写真にも写り損ねたりと散々な扱いでしたが、ここは生徒の活躍を魅力的に描くためと思って…。