まんがタイムファミリー2011年8月号 雑感あれこれ

ひめごとノート　（著：さと）

私が一人で書いてる小説…、これは私だけの世界であって、
誰かの目に触れてしまったら、その世界が崩れてしまうんじゃないかと思うと、
とても恐い。
　
アグレッシブな友達とフェティッシュな先輩に背中を押されて文芸部の扉をたたいた姫ちゃんでしたが、「誰かにこんなところ見られるなんて嫌…」自分の小説を…というより内面を見られることへの抵抗を乗り越え切れない様子。
　
そんな彼女の迷いを振り払ったのは、お父さんが語ってくれた他者の否定も肯定もよりよい作品を生み出す糧にするプロ作家としてのタフネスさでした。
…これで最後に娘バカなところを見せなきゃよかったんですけど、これくらいズっこけてくれてた方がかえって素直に感心できるかもしれませんね。