まんがタイムファミリー2011年2月号 雑感あれこれ
『ラディカル・ホスピタル』(著:ひらのあゆ)
幼い頃から夢見てきた個人開業へ向けて邁進し続けるヨネ先生。
恋の誘いもはねのけて…というか気づく間もなく踏みつぶしてしまいましたが、父であり大先輩である米澤先生の素っ気なくも重い言葉と眼差しを受けては、足元を確かめ直さずにいられなくなったご様子。
アクの強い同僚たちの陰に隠れた子煩悩な仏様…というイメージが定着して久しい米澤先生も、ここ一番で見せる威厳は、さすが熱血医師・ヨネ先生を育てた父といったところでしょうか。
…その一方で米澤先生の見せ場が、部下の外科メンバーにとっては神秘現象や珍獣発見レベルのお祭り騒ぎになってしまうのは、医療者としての志にブレがないせい…ということにしておきましょうか。
『働け! おねえさん』(著:水井麻紀子)
ほんわかマイペースさと縁の下の力持ち的ポジションとして営業成績はイマイチながらも頑張ってきた来島さんではありますが、目に見える貢献もなくてはいつまでもほんわかしていられなかったり。
「このままで良いのか人生に惑い焦る年頃だよ」「我々から選択肢を出してあげてもいいんじゃないかな」」
偉い人たちが気を利かせた面もあるようですけど、当人はもちろん営業部にとっては一大事。
来島さんラブな馬渡さんに至っては、騒いでゴネて考えて…となりふり構わぬ奮闘ぶりで、連載初期の自分本位だった彼女の成長ぶりには来島さんでなくてもホロリとさせられますね。
なんだかんだとクライマックスな雰囲気ですが、はてさてどんな具合に落ち着くことやら…。