まんがタイムファミリー2010年11月号 雑感あれこれ

『ぽちゃぽちゃ水泳部』（著：遠山えま）

女子水泳部の着替えシーンで始まる読者サービスな扉ページ！　それなのにお色気をまるで感じさせないドタバタノリには安心しすべきかガッカリすべきか。
　
ようやく本格的（？）に部活動が始まったせいか、はっつー先輩のテンションがうなぎ登り…なのはいいんですけど、出し惜しみ無しの早着替えに裸族発言などなど、スタイルは大人でも言動はまんま小学生。とどめに泳ぎもメンタルもお子様な一年生コンビへの考えなしな苦言でメンバー崩壊の危機に陥ったり、水泳部の先行きは既に不安一杯です。
　
しかしそんなピンチも日向ぼっこのほかほかパワーのお陰であっさり解決するあたり、彼女たちのまったり気質は筋金入りのようですね。
　

『働け！　おねえさん』（著：水井麻紀子）

男女を問わず営業部のメンバーから愛される来島さんですが、持ち前の温和さで何となく場の空気を和ませているだけに見えて、さりげなく細かい気配りでみんなの癒しに尽力してきたキーパーソンとなっていた事を評価されたり、他部署へ異動する話が出たり、友達からお見合いを勧められたりと、なんだか降って湧いたようなモテモテぶりです。
　
そんな中で再確認されたのは、馬渡さんと来島さんの相思相愛ぶり。
「見習おうとか教わろうとか、そう思わせてくれるのはあの人だけだから…。」
「やっぱり落ち込むことも多くて…。でも一緒にいると、つられて下を向かなくなるんです。」
いい事言った後に自分で台無しにしちゃうのが馬渡さんクオリティですが、そんな馬渡さんの率直さが来島さんの元気の源になってるのが面白いところ。
　
女同士で照れも気負いも無く縁結びのお守りを交換できる関係…というのがいいですね。