2017 4コマオブザイヤー!(既刊部門)
2巻以降の単行本を対象にした部門がこちら。
続巻が出るタイミングが影響して新刊部門と票が割れたと思われる作品があるものの、その辺を厳密にすると投票基準がややこしくなっちゃうので仕方ないですね。
そんな状況でも躍進した『おおきなのっぽの、』『ざしきわらしと僕』は今年度の台風の目として要注目ですね。
おおきなのっぽの、(2)
著:柴[19位]
体は大人!心は子供!大きいちびっこ蛍ちゃんが、おっかなびっくりで歩く毎日…というのが1巻のイメージでしたが、無自覚な恋心などなど心も大きく育ってるところが端々に見られるのがいいですね。
〆切ごはん(4)
著:湖西晶[22位]
オタクで創作者な一人暮らし飯テロ4コマ、堂々完結!
全4巻を通して読んでみると、不器用な母娘がそれぞれに自分なりの生き方を見つけようと七転び八起きする成長物語でもありました。
…その生き方がエロ漫画とやおいだったのは、救われたんだか泥沼に陥ったんだか分かりませんが。
すずなの恋(3)
著:あづま笙子[41位]
男子に怯えて逃げ回ってたすずなちゃんがここまで頑張れるようになったのね…と保護者みたいな感慨に浸ってしまう最終巻。 じっくり丁寧に描かれた気弱少女の成長物語は最後まで優しさに満ちていました。
迷宮書架(2)
著:ひらのあゆ[126位]
BLがまだやおいだった頃、オタクメディアの片隅に『ぱふ』というマニア雑誌があった…。筋金入りなオタクによる秀作4コマが出版不況の嵐を潜り抜けて14年越しの復刻&続刊を果たしたことに、SFとミステリとあと何やかやの神々に感謝。
とりきっさ!(6)
著:ノブヨシ侍[126位]
家族や友達を得て成長したヒロカズ&スズと、恋を知って弱くなったリンさんのコントラストが見どころ。 単行本派なので次巻の最終回をドキワクしながら待ってます。