まんがタイム2013年2月号 雑感あれこれ

タマさん　（著：森ゆきなつ）

タマさん (6) (まんがタイムコミックス)

「大丈夫…ふるるは強い子やもの せんせもタマさんもついとる 私がおらんでも大丈夫…」
「アカン…そんなのアカン…アカンでお嬢――――!!!」
　
今まで本編のアクセントという印象があった、ふるるちゃんのママ・うららさんを軸にした過去編が現在とリンクしたことで作品全体に決着をつける形になったあたりは実にクライマックスな感じですね。
　
正直なところ、発売日直後に読んだ時点では「無理やり片付けたな〜」という印象を受けてたんですが、うららさんが娘の顔を見られないままこの世を去った事がふるるちゃん父子の密かな傷になっていたことを踏まえた上で読み返すと、この一家を救ったところで幕引きというのは絶妙なさじ加減だったと思えます。
　
わしの名はタマさん どこにでもおるただの猫やで