まんがくらぶ2013年2月号 雑感あれこれ

足軽乙女組　（著：水井麻紀子）

内申目当てでボランティアに挑戦したちょっとヤンチャ系な女子高生たまちゃんを出迎えたのは、鎧兜に身を固めた足軽姿なお姉さんでありました。
　
「良かったぁー 誰も来てくれなくて１人ぼっちで発足かと…女子足軽隊」
　
「でも私 コスプレは…」
「具足ですよ!? 甲冑ですよ!? 日本人なら１度は着てみたいでしょう!?」
　
そんな村上さんのズレたセンスは、完全武装でも危なっかしいドジっ娘な彼女を放っておけずに女子足軽隊へ（雑兵だけど）加わってしまったたまちゃん改めおたまさんの律儀さを一目で見抜く、常識に囚われない素直な感性の現れでもあるわけでもあったりして。
こうしたお互いの良さを自然に認め合う関係を優しく描いてくれるのが水井先生の作品に共通する魅力ですね。
　
それはさておき、ごく普通に働く村上さんの制服姿が甲冑よりもコスプレっぽく見えてしまうと本人に言ったらどう反応するんでしょうね。