まんがホーム2012年8月号 雑感あれこれ

オトナのいろは　（著：あさのゆきこ）

（あ、やさしい顔してる…やっぱり書が大好きなんだなぁ）
「何でこんなものが入選しているのかしら」
　
普段は墨まみれでちょっと抜けてる雰囲気だけど、発言は意外と黒い…というか恐ろしい綾乃先生。
書のオークションを前に「値段がつけられてる現場を見るのは耐えられない」なんていう素直で潔癖な性格ゆえの言動だと考えれば、知的メガネ美人さんなルックスとは対照的な子供っぽさが見えてきますね。
　
一方、綾乃さんの書道教室へ最近通い始めた滝村くんの場合、乗せられやすいお調子者という裏表がなくて子供っぽい性格が前向きさに繋がってるのが面白いところです。
　
ゆっくりながら確実に前へ進んでる滝村くん、どうやら過去の因縁で足踏み状態らしい綾乃さん…色々と対照的なこの生徒と先生の関係がどう変化していくのか、という点も含めて先が楽しみな作品ですね。