まんがライフオリジナル2011年2月号 雑感あれこれ

『おうちがいちばん』（著：秋月りす）

「課長、レモンキャンデーです」「ビタミン剤です」「そんなに目立つのかなー、大人ニキビ」
とか、「また鍋？」「省力化するとこうなる」などなど、ファミリードラマでありながら、妙に独身中年読者として身につまされるネタが多いのは気のせいでしょうか。
　
そんな細かいことが気にかかる中年読者の希望の星というか、格好いいかは別として中年のおっさんたちが活躍する読み切りシリーズ『中間管理職刑事』がコミックス化されるのは嬉しいニュースですね。
　

『ふたごもんじゃ』（著：矢直ちなみ）

とっさの時に見分けはつかなくても、双子の愛娘からもらえるバレンタインチョコを期待して浮き足立つお父さん。
「田中先生とー、大原先生と、クニちゃんと班長、あと沖島さん」
「あっ、ね――――!!（はぁと）」
「「沖島さん」って、誰――――!?」
　
親離れしていく愛娘たちに内心のうじうじを見せないよう必死で我慢するお父さんのベソベソしながら一生懸命耐える姿は格好悪いですが、ある意味では男前。
「娘に好きな人がいるかもしれないんです」
「ゲス野郎だったら、駆逐なさい」
なる、近所の和尚様（クニちゃんパパ）からの託宣を真に受けなかったあたり、色々な意味で救いどころがありそうですけどね。